カテゴリ:高経年マンション



築40年を超えたマンションは高経年マンションと呼ばれています。その中には、耐震性能が低いマンション、著しく劣化しているマンションが数多くあります。耐震性能が低いマンションは旧耐震基準のマンションに多くみられ図のように旧耐震基準のマンションが約104万戸(平成30年末時点)もあります。

マンションは、高経年化や老朽化により建替えしなければならないという問題があるとは言っても、戸建住宅も次の図のように平均32.1年で滅失しており、必ず建替えや住み替えしなければならないタイミングが訪れます。

新耐震基準のマンションだからといって、将来的に安心という思考が間違いだったら?  どうしてそうなるのかを考えてみましょう。

適切な維持管理が行われていない高経年マンションでは、マンションの2階廊下部分が崩壊、外壁・手すりが崩落、外壁の剥落、鉄骨の露出などの問題があり、居住者のみならず近隣住民等の生命・身体に危険を生じさせていたりします。

仙台市内にも築40年を超える高経年マンションが増えてきました。高経年マンションには、共用部分である「外壁等の剥落」「鉄筋の露出・腐食」「給排水管の老朽化」などといった生命・身体・財産に影響する問題を抱えている物件があり社会問題化しつつあります。