こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
土地の前面道路が私道の場合の注意点
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
○お得感ある売地の注意点
公道から私道に入って数区画に分かれている
土地が、お得感のある価格で売りに出されて
いることがあります。
その時に注意しなければならないひとつが水
道の引き込みについてです。
土地の前面道路になる私道に仙台市の水道管
は埋設されていることはほとんどなく、私管
が埋設されています。
その私管の権利が誰にあるかが重要なってく
るのです。
○土地に水道管の引き込みがないケース
購入予定のその土地に、家が建っていて水道
を使用していた場合には、土地の購入と共に
その水道の権利についても承継するのが一般
的であり、そのまま水道を使う分には問題あ
りません。
しかし、家が建っておらず水道を使用してい
なかった場合には、水道管を引き込まなけれ
ばなりません。
○水道管を引き込むために
その時に水道管の所有者から許可を得られる
かが問題になります。所有者は私費で公道に
埋設されている仙台市の水道本管から引き込
んで私道に配管を埋設しています。
そのためにその私管から水道を分けて欲しい
ということを認めてくれるとは限らないので
す。
○私管から分岐するための次のハードル
お金を払って承諾が得られるとなったとして
も、次に水道局の許可が得られるかどうかが
次のハードルになります。
それは埋設している私管の配管口径によって
物理的に水量の確保が出来るかどうかという
ハードルなのです。
十分な水量を確保出来ないと判断されると水
道局の許可を得られないため水道工事をする
ことが出来ません。
○私道埋設の私管が利用できない場合には
私管の所有者から承諾を得られない場合
私管の所有者から承諾を得られても仙台市水
道局の申請が受け付けられない場合
いずれかの場合には、
新たに公道の水道本管から水道管を分岐して
私道に配管を埋設して引いてくる必要が生じ
ます。
この場合には、私道に新たな私管を埋設する
許可、そして工事する許可を私道の権利者か
らもらう必要があります。
その私道に複数の権利者がいて、権利関係が
複雑な場合には、とてもややこしいことにな
るかもしれません。
○大変なケースとは
土地を購入して、建築確認申請し、
建築確認済証が降りると着工することが可能
になります。建築確認済証が降りてから水道
工事の申請を行います。
建築確認済証が降りたので基礎工事を着手で
きます。水道の申請前に工事が進むというこ
とです。
そうして水道工事の申請の際に、
先のようなケースで受け付けてもらえなかっ
たとしたら、とんでもないことになってしま
いますよね。
このような場合には、権利者へお金を払うこ
とで解決するしかないかもしれませんが、
工事は著しく遅れることになり、
水道管を引き込む工事費が増え、
住宅ローンの返済が始まり、
現在住んでいる賃料と住居費負担が重くなる
など、とても大変な思いをしかねません。
もちろんこのようなトラブルにならずに前面
道路が私道でも新築して生活をスタートさせ
られている方が沢山いらっしゃいます。
仙台市水道の利用が可能ということだけで安
心せず、上水道そして下水道などの権利関係
等について、よく確認した上で検討されるこ
とをおすすめいたします。
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
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