こんにちは！ 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
木造住宅が日本を地球を救う!?
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
○１級河川が干上がる恐怖
今年1月のニュースで静岡市を流れる１級
河川の安倍川が干上がったというのには
驚かされました。
静岡市に住んでいる次女にそのことを伝
えたら「前からだよ～」と軽いノリの返
信がありました。
日本の三大尾根のひとつ南アルプスを源
流にする川が干上がっているのだから、
もっと違うリアクションがあってもと、
雨続きや集中豪雨での災害も怖いことで
すが、川の水が無くなるというのも怖い
ことです。
○世界四大文明のひとつ、黄河文明を支えた黄河が干上がる?
中国の黄河がたびたび干上がっているという
ニュースも聞いたことがあります。
かつては森林が続いていた黄河流域が、木材
の伐採により森林破壊が進んで砂漠化してし
まい、風に巻き上げられた黄砂が日本に降り
注いでくるまでになっています。
1級河川の安倍川が干上がったのは、黄河と
は違う原因なのでしょうが、水の豊かな国と
言われてきた日本国土の異常信号なのではな
いかと思うのは、
思い過ごしなのでしょうか。
○鉄を作るのに森林伐採が行われていた
スタジオジブリの映画「もののけ姫」では、
たたら場という製鉄所が舞台になっていま
した。
昔は鉄を作るのに大量の木炭を必要とした
そうです。
木炭を作るために木を次から次へと切り倒
すために森林が破壊されるということを問
題にした内容だったかと思います。
○木材の利用は地球環境にやさしい?
林野庁発表の「科学的データによる木
材・木造建築物のＱ＆Ａ」に「木材の
利用、木造建築は地球環境にやさしい
って本当ですか？」という項目があり
ます。
林野庁の回答は「森林資源の豊かなわ
が国においては、木材の利用や木造建
築物の建設を一層推進することにより、
二酸化炭素量の削減など、地球環境に
やさしい社会の形成に貢献できると考
えられています。」となっています。
図は、その林野庁の資料として用いら
れている「建築工事に係る床面積当た
りのＣＯ２排出量推計値の構造別比較」
（出典：「建築のＬＣＡ指針」、日本
建築学会）です。
住宅を例にみると、木造が鉄骨造や鉄筋
コンクリート造の６割程度となっている
ことが分かります。
○フードマイレージとウッドマイレージという考え方が日本にも定着するのか?
食糧自給率の高いイギリスを中心に西欧では
「フードマイレージ」という概念が定着して
います。
食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせた指標
であり、食の安定供給、安全性の確保（トレ
ーサビリティー）や食料の輸入が地球環境に
与える負荷の把握が行われています。
食料品店で品物にフードマイレージが表示さ
れていることで消費者も、安全で環境負荷の
低い品物を選ぶということが可能となってい
ます。
フードマイレージの概念を転用してウッドマ
イレージという考え方があります。原木の輸
入になると、国内の工場にて製材・加工にか
かるＣＯ２排出量が増加し、加工材の輸入で
はＣＯ２発生量が少ないということになりか
ねないため、その国の実質的環境負荷が把握
し難くなっています。
そこで伐採・原木輸送・加工・製品輸送・
施工・利用というすべてのプロセスにおいて
必要とするエネルギーによるＣＯ２排出量で
比較することがフェアであるという考え方で
す。
最も変動するのが輸送に必要とするエネル
ギーであり、製品輸送より原木輸送の方が
多く消費すると言われています。
このような事より、スイコーでは木造住宅、
それも国産材、さらに地場材を多く用いた
住宅が増えることは、サスティナブルなこ
とであると考え積極的に取り組んでいます。
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
（運営：株式会社スイコー）の
澤口（さわぐち）でした。
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