こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
なぜ雪下ろしが必要
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
業者の住まいづくりの考え方を知ることから始まる住まいづくり
昨シーズンは、ほとんど雪が
降らなくて助かりましたが、
今シーズンはどうやら状況が
違う様子です。
先日の大雪で高速道路に2000台
を超える自動車が約50時間も
立ち往生するという事態に
なりました。
自衛隊が派遣され
雪国なのになぜ?
と思うほどの
驚きのニュースでした。
近年の風水害に加えて
雪害も増えていくのかと
気候変動による様々な影響が
及ぼされています。
それから豪雪地帯では、
雪下ろしの人手不足で
困り始めている様子です。
どうして雪下ろしが必要なのか?
雪の重さで家がつぶれるからと
多くの人が知っていますが、
そもそもどうしてつぶれるのか
までについてはあまり知られて
いません。
古い家だからでしょう?
と思われるかもしれませんが、
必ずしもそうとは限らないのです。
確かに古い家は雪の重さでつぶれる
可能性が高くなります。
しかし、それは古いことが原因
というよりもどのような構造で
建築しているのか、
そして維持管理をどのようにし
ていたのかによる影響の方が
大きな要因なのです。
地震大国の日本にあって
高い耐震性の戸建住宅が普及
し始めたのは、熊本地震以降の
ここ数年前からです。
阪神淡路大震災
東日本大震災
という多くの人命が失われる
大地震を体験もしくは
見知っていたとしても
いざ新築するとなると
耐震性よりも他を優先される
住宅取得者が多くなっていました。
住宅を供給する側も
耐震性の高い家を作るよりも
見栄えのよい家を作った方が
売れるし喜ばれるという状況
から、コスト高になる耐震性
を積極的に薦めないという
背景がありました。
耐震性ですら、このような
状況なので積雪による荷重対策
までに至らないということ
なのかもしれませんね。
積雪や地震については認識の
地域差もあるようなので、
先の表現が適切でないという
意見もあろうかと思います。
しかし、一般的な戸建住宅につい
ては現在も建築確認申請において
構造計算(許容応力度計算)
のチェックを必要としない
という現実があります。
構造に及ぼす積雪荷重や地震荷重、
風荷重などの自然の力に対して
設計する場合に、
業者がどのように判断している
のか、そしてそれを施主がどの
ように伝えているのかによって
施主の住まいづくりに関しての
考え方が決まってくるものと
思います。
劣化しない家はないですし
想定を超える自然災害には
為す術がない場合もあります。
住まいづくりにおいて
リスクをどう考えるか
そのためには業者をパートナー
として、本音で相談できる
状況がよろしいのではないで
しょうか。
中古を買ってリノベという
新しい住生活スタイル
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
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お気軽にご連絡ください。
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