こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
中古住宅購入を検討されている方向け
不動産業者よりあっせんされたら
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
インスペクション結果報告について
中古住宅を購入しようとした際に
不動産業者からインスペクション業者の
あっせんを受けてインスペクションを
依頼した後に提出を受けるのが
次の「既存住宅状況調査調査報告書」
になります。
(調査報告書の第2面)
上段は
建物の概要になります。
次の段が
建物状況調査の結果の概要です。
調査の実施日、調査の区分、劣化事象等
の有無になります。
劣化事象等については、各部位について
構造耐力上主要な部分に係る部位と
雨水の浸入を防止する部分に係る部位
について、それぞれチェックされます。
ここで注意して欲しいのが
劣化事象等の有無の調査ができなかった
項目が多い場合です。
物理的事象により調査ができないという
ことなのでリスクが大きくなると考えた
方が間違いありません。
建築士は、希望的観測で大丈夫だろう
という判定をしません。それなのに
調査できないのに、口頭で大丈夫みた
いな話しを受けた場合には、その根拠
を必ず示してもらってください。
次の段が建物状況調査実施者になり
ます。
必ず確認して欲しいのが、
調査した建築士から直接に建築士免許を
見せてもらうことです。
建築士は拒否しません。
最後の段が耐震性に関する書類の確認
になります。
これは書類上によるチェックなので、
適合だったとしてもあくまでも書類上
ということです。
その書類がいつのものなのかも重要な
ポイントです。
不安な場合には、耐震診断を行うこと
によりその建物の耐震性の評価が数値
にて示されます。
第3面は、「注意事項等」になります。
ここは面倒でもきちんと読んで下さい。
読んで分からないところについては、
建物状況調査技術者に教えてもらって
ください。
第4面以降は、調査部位の詳細に
なります。
第2面の概要に表示されていない
設備配管の
給水・給湯管、排水管、換気ダクト、
給排水設備・電気設備・ガス設備の
項目があります。
ここも大切な部分です。基本的に
いずれも確実に劣化しています。
項目にある兆候が出ている場合には
軽微な修繕で対処出来たりすること
もありますが、修繕費用が高額に
なる場合もあり、それが何度となく
繰り返す必要があるかもしれません。
長期的に考えると入居前に更新して
おいた方が望ましい場合もあります。
それらについての見通しなどを
建物状況調査技術者に
相談されることをオススメします。
既存住宅状況調査調査報告書は、
健康診断のようなものとお考え下さい。
健康診断で何か指摘項目があると
それぞれの項目における専門病院に
て詳しい検査を受けなければなりま
せんよね。
その結果、更に精密な検査による
診断を受けなければならないという
場面もあります。
建物は、新築直後から劣化が始まっ
ています。
劣化の進行はそれぞれの建物の
作り方や立地環境そして使い方、
維持管理状況によって違ってきます。
まずは、現況を把握した上で
検討してください。
中古を買ってリノベという
新しい住生活スタイル
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
何かご不明な点等は
お気軽にご連絡ください。
Tel:022-374-0011