必要によってインスペクションを使い分ける 仙台不動産情報ライブラリーcolumn735

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

 

 

本日は

安心して長く自宅に住み続けたい方向け

必要によってインスペクションを使い分ける

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


3段階あるインスペクション。おすすめはなんと言っても性能向上インスペクションです。


前々回の記事にて少し取り上げた

 

インスペクションについて、

 

もう少し掘り下げてみます。

 

 

中古住宅を購入したものの

 

入居後から不具合が次々に出て来て

 

欠陥住宅だったみたいな話しは

 

少なからず存在しています。

 

 

内見時には、見た目がキレイだった

 

から大丈夫だと思ったのに、実は

 

表面上整えて問題がある部分が

 

隠れてしまっていたということですね。

 

 

しかし、そのほとんどは買主が泣き

 

寝入りになってしまいます。

 

 

このようなトラブルを防止するために

 

宅建業法が改正され

 

売買仲介等において宅建業者には

 

インスペクション業者のあっせん

 

告知が義務づけられました。

 

 

買主が中古住宅物件について

 

インスペクション業者にインスペク

 

ションをしてもらうことにより、

 

問題が大きい物件を知らずに購入

 

するということを防止します。

 

 

ここで言うインスペクションとは

 

次の図の緑色部分の

 

既存住宅に係る一次的な

 

インスペクション=既存住宅現況検査

 

になります。(現行では、既存住宅現況

 

検査を既存住宅状況調査)

(出典:国土交通省公表資料より)

図の概要には「既存住宅の現況を把握

 

するための基礎的なインスペクション」

 

と書いてあります。

 

 

補修工事の必要性や現況を把握する

 

ための行為になります。

 

 

このインスペクションを行えるのは

 

一級建築士、二級建築士、木造建築士

 

のいずれかの資格を有し、国が定める

 

講習を経た既存住宅状況調査技術者

 

になります。

 

 

この上位レベルが二次的なインスペ

 

クション=既存住宅診断

 

になります。

 

 

概要としては、「劣化の生じている

 

範囲や不具合の生じている原因等を

 

把握するための詳細なインスペクシ

 

ョン」になります。

 

 

耐震診断等もこの位置に該当します。

 

 

お客様が求めているリフォーム工事を

 

実視しようとした際に、工事範囲を

 

どこまでにするのかの判断が必要にな

 

ります。

 

 

建築士が現行の建築基準法令や関係

 

法令に基づき行います。

 

 

最上位レベルが性能向上インスペク

 

ションです。

 

 

概要には「性能向上リフォーム実施時

 

の住宅性能の把握」とあります。

 

 

国が定める性能向上リフォームは、

 

「劣化対策」「耐震性」「省エネ性」

 

「維持管理更新性」の4つの項目です。

 

 

二次インスペクションに該当する

 

耐震診断によるリフォームは、

 

耐震性が不十分なレベルな住宅を

 

現行の建築基準法相当の耐震等級1に

 

改修するものです。

 

 

性能向上リフォームの場合には

 

「耐震性」を耐震等級2または

 

耐震等級3を目指すことになります。

 

 

中古住宅購入時もしくはご自宅の

 

リフォーム工事において、

 

様々な目的がある訳ですが、

 

長く住める家であることや

 

安全で快適な家であることへの

 

欲求は決して低くないと思います。

 

 

費用のかかることであり

 

キリがない訳ですが

 

何となく抽象的に家を長持ちさせたい

 

とか、快適に過ごしたいようなので

 

あれば価値感と感覚の領域なので

 

望む状況を手に入れることがかなり

 

難しいかと思います。

 

 

具体的に絞り込み

 

譲れない部分と譲れる部分を明確に

 

することでの最適解を導き出すよう

 

な住まいづくりがあります。

 

 

それには、現況の把握が必要です。

 

 

建築士ではない従事者の経験と勘に

 

よる調査もありますが、

 

建築関係の法令を把握し独占業務と

 

して認められている建築士による

 

インスペクションとでは、その責任

 

の重さがまったく違うことになります。

 

 

安さを追求して、結果として後々に

 

お金がどんどん必要になってしまっ

 

たら元も子もないですよね。

 

 

この先10年以上居住する予定の場合

 

には、専門家による性能向上インスペ

 

クションを受けられることをオススメ

 

します。

 

 

 

 

中古を買ってリノベという

新しい住生活スタイル

 

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

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