こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
これから腕に技術を身につけたい方向け
どのようにして職人になるか
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
盗んで覚える時代から体系化トレーニングにて学ぶ時代へ
私が社会人になった頃までは
手取り足取り教えられることなどなく
見て覚える
盗んで覚える
のが住宅建築における
職人の世界でした。
そのような訳で
毎日、現場で叱られていました。
方言プラス職人用語で
何を言われているのか
まったく分からず
「わがんねのがぁ」
質問されたと思って
「はい」
などと言ってしまうと
更に怒られるという始末。
言われている意図も
くみ取らなければならなかったのです。
そんな毎日がひと月過ぎ、
ふた月過ぎ、
半年くらい経つと
言われていることくらいは
分かるようになり
手元(こまづかい)として
役立つようになったと思います。
次に何をするのかが
見えてくると
言われる前に
材料や工具を準備できるようにも
なりました。
それでも工事作業そのものについては
分からないことが山ほどありました。
分からないことが何かが分からない
という状態です。
こんな風にスタートして
10年も経てば
専門職として一人前になるのですが、
20歳前後の職人見習いを採用しても
1年も保たずに辞めていくのです。
3K(きつい、きたない、きけん)
と言われ出したのもその頃です。
バブル期に入り
職人不足になっていくと
「見て覚えろ!」
などと言うことなど
もってのほかになり
手取り足取り教えるような
育て方になっていきました。
3年もすると
易しい作業を一通り覚えるので
本人達は一人前になったような
気になってしまいます。
そのような状態で
毎日のように通う資材屋さんで
他社の職人さんや
請負の職人さんから
「もっと稼げるぞ」
と甘い言葉で誘われて
会社を辞められてしまうことが
何度となく続きました。
そんなこんなしているうちに
バブル経済崩壊後になると
請負金額が低くなってしまい、
職人を正社員として育てることが
難しい時代になりました。
現在は、その時代からも
大きく変わりました。
若い人を職人として育てるには
職人の仕事(作業)を
細かく分析し体系化して
トレーニングしていく時代です。
徹底的に基礎を身体で覚え、
ものづくりの担い手としての
あり方を磨きます。
そして一定レベルをクリアしたら
現場で下積みを経て
一人前に育っていくという
取り組みです。
手間暇がかかり
コストもかかります。
一人前になっても
すぐにそれまでのコストを
回収できる訳ではありません。
それでも、
なぜ今
職人見習いを募集(昨日の記事)
して、育てようとするのか?
当社の原点は
工事屋であり
それが創業36周年に繋がっている
強みになっているからです。
正社員の職人を持たない
工務店やリフォーム店が
多くなっています。
建設業許可を得ているのに
自ら工事をすることなく
外注依存という営業会社が
多いということです。
だからこそ
10年先、20年先、30年先を
考えた時に
正社員の職人がいる
住宅専門店であり続けることは
当社で新築を購入して下さるお客様の
サポートを丁寧にしていく上で
必要なことだと考えるのです。
そしてそれは、
もしかしたら奇貨な住宅会社
なのかもしれません。
中古を買ってリノベという
新しい住生活スタイル
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
何かご不明な点等は
お気軽にご連絡ください。
Tel:022-374-0011