こんにちは！ 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
お宝物件の落とし穴
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
不動産業者の説明を受けていたのに十分に理解できていなかったケース
お宝物件だと思って購入を決めた
中古住宅。
早く購入することを決めないと、
すぐに他の買い手がついてしまうのが
お宝物件。
仲介をしてくれた不動産業者から
「インスペクション」のあっせん
について説明を受けたものの
費用がかかること、
何よりもその意味を
よく理解出来ていなかった。
内見をしてみたら
キッチン、お風呂、トイレが新しく、
壁も床もリフォームされているから
大丈夫だろうと思って購入を決断。
住宅ローン減税を受けられるのでは
と思い、税務署に行って相談してみ
たら購入した中古住宅では
対象にならないことが判明。
どうしてそうなったのかというと
既存不適格建築物だったことが
原因なのです。
それでは、既存不適格建築物を
中古住宅売却物件として流通す
るのが違法では？
と思われますよね。
既存不適格建築物とは、新築時に
適法で建築された建築物が法令の
改正等により現行の建築基準法令等
に適合しない状況になってしまった
建築物です。
もしも、法令等の改正により
自宅が違反建築物として判定され、
法令に適合するように直さないと
いけないとなったならどうでしょう。
お金がいくらあっても足りなくな
ってしまいます。
また、工事中の生活にも
著しい影響を及ぼします。
それでは賃貸住宅だったらいいのか
とも考えてしまいますが、
賃貸住宅は所有者が収益を得るため
に用いられています。
そのような物件が法令の改正によって
違法建築物になってしまったら、
貸すことが出来なくなってしまいます。
自宅であっても
賃貸であっても
法令の改正により、
法令に適合しない建物が
違反建築物になるとしたら
社会混乱を招くだけなので
適用を除外しているのです。
それが既存不適格建築物です。
その仕組みついては、次の図を参考に
してください。
（国土交通省公表資料より引用）
このような仕組みになっているため、
中古住宅の流通において
既存不適格建築物が売りに出ている
訳です。
中古住宅を購入する場合には、
不動産業者からあっせんを受ける
インスペクションを行うか、
インスペクションを行える住宅業者
に直接依頼して物件を調べてもらう
などを行った上で判断してみては
いかがでしょうか。
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
（運営：株式会社スイコー）の
澤口（さわぐち）でした。
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