こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
台風と地震のダブルパンチが住宅へ
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
台風19号と震度4
今回の台風19号では、竜巻のようなもの
が発生して普通乗用車が飛ばされたり、
屋根が飛ばされたりしています。
そして、更に衝撃が加わったのが
10月12日18時34分に、千葉県にて
震度4の地震が発生したことです。
巨大な台風の暴風雨圏の真っ只中にあっ
て地震が発生という、これまでに起こり
得なかった多重の自然災害に見舞われた
のです。
建築物の構造計算においては、風圧力等に
よる風荷重について検討します。
風は建築物に横方向から力を加えるので、
その方向についての耐力を検討するので
す。
地震の場合にも横揺れにて建物に横方向の
力が加わります。
台風と地震が重なると建物に対して、風圧
力と地震力が同時に加わるということに
なってしまうのです。
様々な自然災害がこれほど発生するよう
になると、住む場所についての検討や建物
の構造や形式等についても慎重な検討が必
要だと考えます。
もはや立地については、仙台市のハザード
マップで確認することが必須な行為ではな
いでしょうか。
また、一般的に知られている注意点として
地名に「谷」「沢」など昔の状況が分かる
ような物件は慎重に選ぶ必要があります。
私の実家は、地下鉄八乙女駅の近くにあり
ました。
地名は仙台市泉区八乙女中央4丁目です。
しかし、以前の地名は、泉区七北田字真美
沢でした。
子どもの頃には、七北田川の支流である
目の前の八乙女川が氾濫したことが何度か
ありました。
実家は、区画内では少し高い宅地だったの
で宅地内まで冠水することはなかったので
すが、50m先の家は床下浸水になってい
ました。
真美沢の隣になる七北田字川原の住宅地で
は、床上浸水する家が沢山ありました。
七北田ダムが出来てからは、そのようなこ
とが起きていませんでしたが、今回は、
上流の方で氾濫してしまいました。
実家の区画は、宅地造成する前には、田畑
だったらしく埋め立てした土地です。地盤
に不安がある土地でしたが、父親は当時義
務化されていない鉄筋コンクリート造の基
礎(一般的には無筋コンクリート基礎が主
流の時代)にしたそうです。
昭和53年(1978年)の宮城県沖地震では
建物の被害がありませんでした。基礎そし
て建物の構造がしっかりしていたからです。
東日本大震災の時には、さすがに経年劣化
していたため大規模半壊になり解体するこ
とになりました。
現在、両親は仙台市中心部のマンションに
移り住んでいます。今回の台風でもまった
く何も問題なく過ごしていたようです。
利便性や子育ての環境等の条件で住む場所
を選択することが多いかと思います。
そこに安全性という視点を重視して検討し
てみてはいかがでしょう。
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
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