こんにちは！　仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

本日は

仙台市内の旧耐震基準マンションは

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。

増加する仙台市内の分譲マンション

図は国土交通省が公表した分譲マンション

ストック戸数です。

平成30年末時点でマンションストック総数

は約654.7万戸になりました。

折れ線グラフがストック戸数の推移であり、

着実にストック数が増加していることが図よ

り分かります。

黄色の棒線がその年の新規供給戸数になり

ます。マンションの建築工事は期間を要す

るので、平成20年9月のリーマンショック

の影響が平成22年以降に現れています。

東日本大震災の復興や平成25年に東京オ

リンピック2020開催決定を受けてからの

オリンピック景気などが分譲マンションの

新築を後押しに繋がっています。

首都圏では中古マンション人気が高まり、

その影響は仙台にも波及しつつあります。

ただし、中古マンションの中で注意が必要

になるのが、旧耐震基準のマンションです。

旧耐震基準の時期に建築されたマンションの

ストックは、図では約104万戸になってい

ます。

旧耐震基準のマンションだから地震に弱い

とは言い切れませんが、どのような耐震性

にて設計そして施工されたのかにより著し

い差があると考えられます。

今後予測される宮城県沖地震等の大規模地

震へ備えて耐震改修やメンテナンス状況に

よっても差が生じます。

古いマンションで発生する問題

次の図は、「築後30、40、50年超の

分譲マンション戸数」になります。

築40年超のマンションは現在81.4万戸

であり、ストック総数に占める割合が約

1割になりました。

10年後には約2.4倍の197.8万戸、20

年後には約4.5倍の366.8万戸となる見

込みです。

仙台市泉区紫山に住んでいた友人が、

子ども達が独立したことを契機に自宅を

売却して泉中央のマンションへ住み替え

をしました。

4LDKの一戸建に夫婦2人だけで住むの

は、部屋を持て余すばかりで、家を維持

するために生活をするような負担感が嫌

だったそうです。

マンションでご近所との関わりが薄くな

ったものの泉中央という利便性のよい環

境で気楽に生活できるのが楽しいと話し

ていました。

泉パークタウン団地は、高森、寺岡、桂

そして紫山と次々に団地造成が行われて

一世を風靡した大規模団地ですが、その

中の私の自宅近くの小学校では１学年50

名程度に児童が減少しているようです。

団地内の高齢化が進み、友人と同じように

泉中央や仙台市中心部などの利便性の良い

エリアへ移住する家庭が散見しています。

これらのようにライフステージの変化に

よって一戸建からマンションへという住

み替えもありますが、マンションからマ

ンションへの住み替えもあります。

老朽化したマンションの場合には、大規

模改修や建替という課題が待っています。

毎月の修繕積立金の他に大規模改修への

追加費用や建て替えるための費用などを

支出する状況になると、資産にゆとりの

ある居住者は、売却して新しいマンショ

ンへ住み替えることを選択するケースが

起きています。

このようなケースは今後増えて行くもの

と考えます。

その売却した住戸を購入した新たな居住

者は、住宅ローンを組んだばかりの子育

て世帯だったりします。その状況で更に

修繕費や建替ということがあるとしても

すぐにその話に乗れるような状況ではな

いということも考えられます。

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

（運営：株式会社スイコー）の

澤口（さわぐち）でした。

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