こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
住宅ローンの金利が低いから今が買い時はウソ?
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
住宅ローンの金利はどうなるのか
私が家を購入したのが平成3年です。
変動金利が8%を超えているとても高かっ
た時代です。
低金利が20年以上続いているので、
金利は低いのが当たり前のようになって
おり、8%を超える金利があったことなど
信じられない人もいるかもしれません。
その一方で、昔は金利が高い時代があった
ことを知っていて、そろそろ上がってい
くのではと思われている方もいます。
この7月に欧州債券市場にてEU加盟国
の国債利回りが過去最低水準に入り、あ
のドイツですら利回りがマイナスで推移
しているのです。マイナスですよ!
「あれっ?」
と思われた方、その通りです。
日本みたいになっているのです。
日本では量的緩和、マイナス金利などの
日銀による金融政策が続いてきたことで、
住宅ローンの金利が低いまま推移してい
ることをご存知ですよね。
金利がいくら低くても民間企業があまり
借りようとしないことで、金融機関は
個人向けの住宅ローンを頑張って契約す
る必要に迫られているような状況です。
EU諸国も借り手が少ないために、日本
のような現象が起きているらしいのです。
英国のブレグジット、EU諸国がこのよう
な状況にある中で、果たして日本の住宅
ローン金利がすぐに上昇していくのか?
固定金利がいいのか?
それとも
変動金利がいいのか?
住宅ローンの借り換えで状況が変わる
未来は誰にも見通しが立ちません。
8%を超える金利で借りていた住宅ローン
でしたが、その後金利の低下が進んで行
く状況下になったことで、私は借り換え
をしました。
すると金利負担が大きく減りました。
金利が高いと月々の支払い額の中で元本
と利息とでは利息が多く占めており、元
本がなかなか減っていきませんでした。
それが借り換えをしたら毎月元本が目に
見えて減っていくのです。
とても嬉しくなったのを覚えています。
私は社会人になって以来、ずっと住宅業
界の世界にいたことで、新築の側面、
リフォームの側面、維持管理の側面、
不動産の側面にて学びが広がりかつ深ま
り続けています。
そして、ファイナンシャルプランナーに
なったことで、見えていなかったことが
見えるようになり、住宅に限って言えば
金利という側面も重要だけれども、トー
タルで住居費を考える事の方が重要であ
ると考えるようになりました。
次の表は厚生労働省が公表した
「平成28年国民生活基礎調査」
による各種世帯の所得の種類別1世帯当
たり平均所得金額(熊本県を除く。)です。
(厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査」公表資料を元にスイコーにて作成)
構成割合でみると全世帯では
「稼働所得」が74.0%、
「公的年金等(恩給も含む)」が19.1%、
「財産所得」が18.4%、
「社会保障等(年金以外の社会保障給付
金で児童手当等)」が6.3%、
「仕送り・企業年金・個人年金・その他
の所得」が13.1%
となっています。
前回調査の平成24年と比べると総所得で
8.6万円増加しており、「稼働所得」「財
産所得」「仕送り・企業年金等」がその
要因となっています。
高齢者世帯では、
「公的年金等」が65.4%、
「稼働所得」が21.1%、
「財産所得」が7.4%、
「仕送り・企業年金等」が5.5%、
「社会保障等」が0.6%
となっています。
ちなみに「公的年金等」を受給している高
齢者世帯(熊本県を除く。)のなかで「公的
年金・恩給の総所得に占める割合が100%
の世帯」は54.1%となっています。年金等
所得以外の所得のある高齢者世帯が半分近く
あるとも言えます。
児童のいる世帯では、
「稼働所得」が91.4%、
「公的年金等」が3.8%、
「社会保障等」が2.5%、
「財産所得」が1.4%、
「仕送り・企業年金等」が0.9%
となっています。
母子世帯では、
「稼働所得」が79.1%、
「社会保障等」が15.7%、
「公的年金等」が2.8%、
「仕送り・企業年金等」が2.1%、
「財産所得」が0.2%
となっています。
児童手当等が含まれる平成24年の「社会保
障等」を比べると6.7万円減です。母子世帯
の貧困化が社会問題になっており、なかなか
出口が見えない状況です。
これですべてが分かる訳ではありませんが、
世帯の状況は、歳月が進むことや生活基盤に
変化が発生することで変わります。
ホームレスにならない限り、住居は必ず必要
です。「所有と賃貸」「戸建住宅とマンショ
ン(共同住宅)」「都心部と郊外」などのカ
テゴリーによる選択ばかりに固執してしまわ
ずに長期的視点にてより自分らしい生活を
維持出来るように検討することも大切では
ないかと考えるのです。
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
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