こんにちは！　仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

本日は

既存住宅を長期優良住宅として認定を受ける

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。

長期優良住宅認定制度の概要

（国土交通省「平成31年度長期優良住宅化リフォーム推進事業」資料より引用：以下同じ）

長期にわたり良好な状態で使用するための

措置が講じられ、所管行政庁によって認定

された計画に基づき建築及び維持保全が行

われている住宅が長期優良住宅です。

認定基準として

・住宅の長寿命化のために必要な要件

劣化対策、耐震性、維持管理、可変性

・社会的資産として求められる要件

省エネ性能、バリアフリー性能

・長く使っていくために必要な要件

維持保全計画の提出

・その他必要とされる要件

居住環境、住戸面積

が定められています。

性能等の高い長期優良住宅を造るには

相応のコストアップになるため、推進する

ための特例措置が設けられています。

1．税制

【新築】

所得税、固定資産税、不動産取得税、

登録免許制の特例措置

【増改築】

所得税、固定資産税の特例措置

2．融資

住宅金融支援機構の支援制度による優遇措置

3．補助制度

【新築】

中小工務店等に対する補助制度

【増改築】

長期優良住宅化リフォーム推進事業

認定実績

【新築】915,194戸

【増改築】423戸

になっています。

リフォームにおける長期優良住宅認定制度

新築に続いて平成28年度より既存住宅のリ

フォームでも長期優良住宅の認定制度が開始

されました。

認定基準の考え方として

1．既存住宅としての優良性を評価する。

2．既存住宅の特性やリフォーム実施の難易

度等を踏まえ、その水準を定める。

3．リフォームでの対応が困難又は合理的で

ない場合について、代替措置を設定する。

としています。

既存住宅を増改築する際の認定基準

インスペクションの実施

劣化事象等の現況を確認し、必要な補修等を

実施し、維持保全計画にインスペクション結

果を踏まえた点検時期・内容等を記載するこ

と

耐震性

耐震等級1（既存住宅）に適合すること又

は、免震建築物であること

（新築住宅の場合には耐震等級2以上）

省エネルギー性

断熱等性能等級4（既存住宅）に適合する

こと、又は、断熱等性能等級3（既存住宅）

及び一次エネルギー消費量等級4（既存住

宅）に適合すること

劣化対策

劣化対策等級3（既存住宅）に適合し、

かつ、構造の種類に応じた基準に適合する

こと

維持管理・更新の容易性

原則として、維持管理対策等級3（既存住

宅）に適合すること

計画的な維持管理

定期的な点検・補修等に関する計画が策定

されていること

長期優良住宅（既存住宅）の認定の流れ

図のように建築主が申請者として書類等を

整えて技術的審査を登録住宅性能評価機関

に依頼します。

審査にて適合すると適合証が発行され、

所管行政庁へ認定基準の適合審査を申請する

ことになります。

そして認定されると認定通知書が交付され

工事着手になります。

このような手続きがあるため、事務手数料等

も含めて費用がかかります。

そこまでしなくてもいいという考えの消費者

が少なくない状況ではありますが、業者独自

の基準でリフォーム工事をするよりも

公的に技術的審査を受けて家の性能を向上さ

せるリフォーム工事を選択する消費者も

着実に増えつつあります。

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

（運営：株式会社スイコー）の

澤口（さわぐち）でした。

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