こんにちは！　仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

本日は、前回の記事

「健康で快適な暮らしを実現する8項目」column155

の1項目目「温熱環境」について

最も難易度の高い温熱環境リフォーム

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。

仙台の住宅でも温熱環境改善についての必要性

高齢期の生活では

・住まいで過ごす時間が長くなる

最近のテレビ番組には、昔よりも通販番組が

やたら多くなっているような気がします。

それも健康に関する商品等の通販番組が最も

多いような印象です。

リタイア後の生活では、人づきあいが著しく

減少する傾向があるために、引きこもりがち

になりかねません。

1日の多くの時間をテレビ画面に向かってい

る高齢者が多いことが、通販番組の多さへと

繋がっているのではないでしょうか。

・ヒートショックや熱中症などにかかりやすくなる

暖房設備機器や冷房設備機器は、ひと昔前と

比べるとかなり高性能になり便利にもなって

いるにも係わらず、冬のヒートショック、夏

の熱中症が絶えるどころか社会問題化してい

る現状です。

日本の家は夏をむねとすべしの思想が残った

まま造られ続けてきたために、寒い家が一般

化しています。

そして、地球温暖化の影響と考えられている

夏の強い日差しにより、家そのものが夜にな

ってもクールダウンしきれない状況になって

います。

・健康の維持に有用な家事などが負担になる

戦後の住宅建築の間取りでは4DKや4LDK

などの核家族向けに造られてきました。

自ずと家事動線や生活動線が長くなり、廊下

と部屋の温度差やお風呂や脱衣室、トイレの

温度差があります。

それらの要因で加齢と共に負担感が増えてい

きます。

シニア世代になったのに、子育て世代の間取

りで生活し続けているというギャップです。

温熱環境を改善することの効果

・運動機能の維持と健康で自立した期間の延伸

・血圧低減効果やヒートショック・熱中症の防止

・室温調節が難しくなった場合の適切な環境確保

・断熱性や設備効率の向上による光熱費の抑制

具体的な取り組むべき内容については、次の

図のように示されています。

（国土交通省公表資料より引用）

失敗しない温熱環境リフォームとは

住宅の開口部である窓に内窓を設置して断熱

性を高める手段は、この10年ほどの間にかな

り普及してきました。

しかし、それだけではまったく不十分です。

住宅の温熱性能をしっかりと調査し、生活ス

タイルと予算に応じて温熱環境の改修計画に

より改善を図る方法が必要です。

IBEC建築省エネ機構（一般財団法人　建築環

境・省エネルギー機構）では、自立循環型住

宅プロジェクトを推進しており、研究開発に

より

国土交通省国土技術政策総合研究所・独立行

政法人建築研究所監修の

「改修版 自立順型住宅への設計ガイドライン」

「既存住宅の省エネ改修ガイドライン」

を発行して、住宅事業者向けの講習会を行っ

ています。

これらのガイドラインを活用することで、先

端的な知見に基づいた温熱環境の改修計画を

策定することが可能になります。

国が監修したこのガイドラインの他にも、団

体や研究機関による指針等があります。

住宅事業者やリフォーム事業者等からの提案

の際に、どのようなエビデンスにての提案な

のかを質問してみることで、その業者の温熱

環境リフォームについての姿勢を感じ取れる

と思います。

おすすめなのは、IBEC建築省エネ機構の「改

修版自立循環型住宅への設計ガイドライン」

です。

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

（運営：株式会社スイコー）の

澤口（さわぐち）でした。

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