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2種類の特定の住宅のみが受けられる制度 仙台不動産情報ライブラリーcolumn132

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

 

本日は

2種類の特定の住宅のみが受けられる制度

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


新築住宅に不具合が発生するのは当たり前


米国では、新築住宅よりも中古住宅の方が好

 

まれています。

 

築100年を超える中古住宅の方が、高い価値

 

があると判断される文化が根付いていること

 

もその背景にありますが、新築住宅には不具

 

合が多くて生活に支障が起きやすいという問

 

題も影響しているのです。

 

中古住宅ならば、前の持ち主によってリフ

 

ォームやメンテナンスにより不具合が解消さ

 

れていて、入居後に煩わしい状況になりにく

 

いという実用的な観点があるからなのだそう

 

です。

 

 

この話を聞くと米国の新築住宅が日本の新築

 

住宅よりも劣っているかのようなイメージに

 

なりそうですが、日本の新築住宅も不具合が

 

発生しており、合理的に思考できる米国人と

 

新しい物が良いはずという願望的な日本人の

 

思考の違いによるものです。

 

 

日本の新築住宅でも不具合が生じているから

 

こそアフターサービス、アフターメンテナン

 

ス、保証や保険等、不具合に対処・対応でき

 

る仕組みが設けられるようになっているので

 

す。

 

 

資本力のある1部上場の大手企業にアフター

 

部門があることからも、それを立証している

 

と言えるのではないでしょうか。


新築住宅のトラブルが増加


公的機関の公益財団法人 住宅リフォーム・

 

紛争処理支援センターが公表した資料よ

 

り、相談件数においてリフォーム以上に新

 

築の相談件数が多いことが分かります。

公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター

「住宅の相談と紛争処理の状況 CHORD REPORT 2017」

より引用)

住宅のトラブルに関する相談が6割~7割を

 

占めています。「ひび割れ」「雨漏れ」「性

 

能不足」「はがれ」「変形」などです。

 

 

また、図の青色が新築住宅等に関する相談な

 

のですが、これには売買等により取得した中

 

古住宅も含まれています。

 

 

その相談対象となった住宅の区分が

 

次の図です。

公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター

「住宅の相談と紛争処理の状況 CHORD REPORT 2017」

より引用)

中古住宅が12%、新築住宅が86%であり、

 

圧倒的に新築住宅の方でトラブルが発生

 

していることが分かります。


仙台市にも設置されている住宅紛争審査会


特定の新築住宅は申請手数料1万円で住宅紛

 

争審査会に紛争処理を依頼することができま

 

す。

 

 

仙台市には、仙台弁護士会住宅紛争審査会が

 

設置されています。

 

 

住宅紛争審査会の紛争処理を利用できるの

 

は、次の

 

評価住宅

 

もしくは

 

保険付き住宅

 

に限定されます。

(公益財団法人住宅リフォーム・紛争支援センター「住宅紛争審査会のご案内」より引用)


新築住宅の紛争処理が利用できるケース


紛争処理が利用できるケースは次の

 

・住宅に不具合があった

・工事内容が約束と違う

・建築代金を払ってくれない(業者からの申請)

 

になります。

 

 

次の場合には利用できないので

 

注意が必要です。

 

・売買契約が建設工事完了後1年超の住宅

・評価住宅または保険付き住宅の転売契約に関する紛争

・近隣住民との間の紛争

・評価住宅または保険付き住宅の賃貸人と賃借人との間の紛争

 

などです。


新築住宅の紛争処理のメリット


住宅紛争審査会による紛争処理は、裁判によ

 

らずあっせん・調停・仲裁による解決方法で

 

す。

 

そのメリットは、

 

1.専門家の関与

2.手続きの非公開

3.迅速な解決

4.費用は申請手数料のみ

 

になります。

(公益財団法人住宅リフォーム・紛争支援センター「住宅紛争審査会のご案内」より引用)


仙台市で新築住宅を建てる。もしくは購入する場合におすすめ


新築住宅には不具合が生じるものとして考え

 

ていただければ、

 

発生後のことを鑑みて新築住宅の購入を検討

 

できるのではないでしょうか。

 

 

仙台市は幸いにも仙台市弁護士会住宅紛争審

 

査会があります。申請手数料1万円で利用で

 

きるのは大きなメリットであり、何か発生し

 

た時のことを考えると安心ではないでしょう

 

か。

 

 

そのためには、

 

評価住宅(建設住宅性能評価または既存住宅性能評価)

保険付き住宅(住宅かし保険)

 

のいずれかの新築住宅を選ぶことです。

 

 

住宅事業者に、上のいずれかに該当している

 

のかを契約前にご確認ください。

 

 

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

何かご不明な点等は

お気軽にご連絡ください。

Tel:022-374-0011

 

 

 

 

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