夫婦・親子の共有名義で購入した住宅が将来抱えるリスクとは? 仙台不動産情報ライブラリーcolumn1202

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

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スイコーの澤口です。

 

今回のテーマは

夫婦・親子の共有名義で購入した住宅が将来抱えるリスクとは?

です。

仙台市で住宅を購入される際、夫婦でペアローンを組んだり、親子リレーローンを利用して住宅を取得するケースは珍しくありません。こうしたローンを利用すると、土地や建物が共有名義となるため、購入当初はお互いに負担を分担しながら安心して生活を送ることができます。

しかし、住宅ローンの返済期間は20年~35年と長期にわたる場合が多く、最近では50年ローンを組まれる方が増えつつあります。購入から30年ほど経過すると、共に所有されているご家族の加齢とともに、さまざまな問題が表面化する可能性があります。具体的には、以下のようなリスクが考えられます。


1. 相続や名義変更時のトラブル

共有名義人のどちらかが亡くなられた場合、相続が発生し、権利関係が複雑化する恐れがあります。

遺産相続で新たな共有者が増える

遺言書がなかった場合、法定相続人の同意が必要となる

名義変更手続きに時間や費用がかかる

こうした問題が起こると、売却や建て替えなどの意思決定がスムーズに進まなくなります。


2. 認知症などにより意思決定が困難になるリスク

共有名義人の一方が認知症を患った場合、重要な契約や手続きをする際に本人の意思確認が難しくなります。特に、不動産の売却・担保設定などには当事者全員の同意や署名押印が必要です。法定後見人の選任など法律手続きを踏まなければ、意思表示そのものが認められないケースもあり、手続きが長期化することがあります。法定後見人の選任までに2~4ヶ月程度かかり、そこからの打合せ手続きとなっていきます。


3. 老後の生活環境や家族構成の変化による衝突

30年も経つと、子どもは独立し、親は老後の生活を見据える段階に入り、家族構成や生活設計が大きく変わります。

 

例えば、

親は売却してコンパクトなマンションへ住み替えたい

子どもは実家を建て替えて二世帯住宅にしたい

遠方に転居してしまい、固定資産税や維持費をどう負担するか問題になる

このように将来像が食い違う場合は、共有名義であるがゆえに合意形成が難しくなることが考えられます。


4. 住宅ローン完済後も発生する管理コストや修繕問題

住宅ローンを完済しても、建物には定期的な修繕やメンテナンスが必要です。共有名義のため、大きな修繕費用の負担割合で意見が分かれることもあります。

屋根・外壁など高額な修繕が必要になった場合、負担をどうするか

長期不在の共有者の了解を得るのが難しい

将来的にリフォームをする際の費用負担と意思決定の問題

こうした問題は、日頃からのコミュニケーションが不十分だと大きなトラブルへ発展する可能性があります。


問題を未然に防ぐための主な対策方法

1. 遺言書の作成・見直し

共有名義人それぞれが、自身の持分をどのように扱いたいかを遺言書で明確にしておくことが重要です。特に親子リレーローンを利用している場合、相続の際に余計なトラブルを防ぐことができます。

2. 家族信託の活用

近年注目されているのが、家族信託という制度です。認知症などにより自分で判断・契約ができなくなる前に、財産管理を信頼できる家族に託す仕組みを作っておけば、万が一の際も柔軟に財産を管理・処分することができます。

3. 持ち分の整理や贈与による早期対応

将来売却の予定がある場合や、特定の共有者に集中的に管理を任せたい場合は、生前贈与や売買により持ち分を整理しておくのも一つの手段です。ただし、贈与税や譲渡所得税が発生する可能性があるため、事前に専門家に相談しましょう。

4. 定期的な家族会議の実施

共有名義の不動産に関わる費用・運用方針について、家族間で定期的に話し合いを持つことが大切です。将来のリフォームや売却、住み替えなどを視野に入れながら話し合うことで、問題を先回りして対処できます。


「仙台不動産情報ライブラリー:スイコー不動産」がサポートいたします

共有名義による不動産運用の問題は、法務・税務・相続など多岐にわたる知識が必要になります。とくに夫婦・親子間での所有の場合、感情面での対立が起こりやすく、当事者だけで解決しようとするとトラブルが長期化することも。

「仙台不動産情報ライブラリー:スイコー不動産」では、長年にわたり仙台市内を中心とした不動産売買・相続・リフォームなどの相談を受け付けてまいりました。弁護士や税理士とも連携し、不動産の共有名義に伴う将来的なリスクを事前に洗い出し、最適な解決策を提案いたします。

 

無料相談のご案内

将来のトラブルを防ぐためにも、まずはお気軽にご相談ください。

 

共有名義を解消したい

親子リレーローンの名義変更を検討している

遺言書や家族信託のアドバイスがほしい

将来の相続を見据えて事前に手続きをしておきたい

 

お客様のご状況を詳しくお伺いし、弁護士や税理士などの専門家の視点も含めて、最適な対策をアドバイスいたします。

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