マンション購入したのに自由にできないこと 仙台不動産情報ライブラリーcolumn1160

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

 

 

本日は

仙台エリアでマンション購入を検討している方へ

マンション購入したのに自由にできないこと

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


戸建のように自由さがないのがマンション


マンションはアパートと同様に共同住宅

に分類されます。そして、その使用と管

理には「区分所有法」(建物の区分所有

に関する法律)が関わって、様々な制限

を受ける住宅なのです。

 

それらについては、購入前に不動産業者

から説明を受けるのですが、その説明の

量がはんぱなく多いことや専門用語が

沢山出てくるため、充分に理解してい

ない状態で説明を受けたと署名してし

まわれる購入者もいるようです。


「専有部分」と「共有部分」の違いとは?


「区分所有法」第1条(建物の区分所

有)には、こう記されています。

 

「一棟の建物に構造上区分された数個の

部分で独立して住居、店舗、事務所又は

倉庫その他建物としての用途に供するこ

とができるものがあるときは、その各部

分は、この法律の定めるところにより、

それぞれ所有権の目的とすることができ

る。」

 

この法律に沿って、マンションの各居住

戸は「専有部分」と「共有部分」に分け

られます。

 

例えば、ベランダは共有部分に分類され

ることが一般的です。火災などの非常時

には、隣と仕切られている壁を破壊して

避難路として使用される必要があるため

です。


ベランダでの注意点


ベランダを家庭菜園に活用している方も

いらっしゃいますが、プランターが避難

経路を防がないよう気をつけましょう。

 

また、隣との仕切り板を破損させると修

繕費として数万円の請求が発生する可能

性があります。

くれぐれにもご注意ください。


避難設備と管理の現実


階下へ避難するための開口部の蓋や避難

はしごも共有部分の一部です。

 

多くの場合、管理会社などに年1度の点

検を行います。しかしながら、実際には

居住者の生活リズムに配慮しながらの点

検は効率が悪くなり、手間やコストが膨

張する原因となっています。

 

さらに、年月が経つと賃貸戸が増える傾

向にあり、賃借居住者の協力を得られな

くなる場合もあります。

 

このような点検の重要性と協力の必要性

について、事前に理解しておくことと、

その対応等について覚悟しておくことが

大切です。


玄関ドアも共通部分?


意外と思われる方が少なくないのです

が、マンションの玄関ドアも共有部分で

す。そのため、個人の判断で塗装を変え

たり、デザインを変更したりすることは

原則として認められません。


古いマンションにまれにある「ニコイチ」


「ニコイチ」とは、隣り合わせの住戸の

壁を壊し、一戸として使う手法です。 

玄関が2つあるもの、内部で繋がってい

る状態です。

 

隣戸の壁は、共有部分なので勝手に壊す

ことはできません。しかしながら、違法

に行われている住戸がまれにあります。

ご注意ください。


マンションならではのルールと魅力


これらは、マンション特有のルールのほ

んの一部です。

戸建住宅のように自由に使ったり、リ

フォームなど難しい点はありますが、

その分、管理が行き届きやすく、住みや

すい環境が整っていると言えます。

 

マンション購入を検討する際には、一応

「区分所有法」に基づくルールを踏まえ、

そのマンション独自の規則等も鑑みて、

それらを上手に活用しながら理想の住ま

いを手に入れましょう。

 

 

 

中古を買ってリノベという

新しい住生活スタイル

 

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

何かご不明な点等は

お気軽にご連絡ください。

Tel:022-374-0011

 

 

※不動産事業者間の情報が毎日届くAI情報ツールは

下記よりご利用下さい。

https://self-in.com/sendai-izumi01/robo

簡単な説明はこちら

 

※買ってはいけない物件が分かるAI情報ツールは

下記よりご利用下さい。

https://self-in.com/sendai-izumi01/

簡単な説明はこちら