こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
2月25日の記事
「住居の断熱性能と健康に関する研究」
↓ ↓ ↓
https://www.realestate-sendai.com/column102/
2月28日の記事
「健康に影響する室温不安定群として分類される住宅」
↓ ↓ ↓
https://www.realestate-sendai.com/column105/
の続き
床暖もいいけれど、床暖を必要とせずに高血圧予防へ
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
○健康へ影響を与える住まいの知見2
居住者の血圧は、
部屋間の温度差が大きく、
床近傍の室温が低い住宅で
有意に高くなります。
(国土交通省資料より引用)
○高血圧予防の観点
部屋間温度差の影響として、
局所暖房(居間のみを暖める暖房)は好まし
くなく、住宅全体を適切に暖房する必要性が
示唆されました。
図(左)では、居間と寝室の室温を両方とも
18℃に保つ場合に比べて、居間が18℃、寝室
が10℃の場合では(部屋間温度差が大きくな
ると)、起床時の最高血圧がさらに2mmHg
高くなっています。
2mmHg程度だからたいしたことがないと解
釈もできると思います。
しかし、この調査は男性(平均年齢57歳モデ
ル)となっており、高齢の方は更に影響が強
くなると考えられます。
○血圧に大きく影響
次に図(右)。床近傍室温の影響では、起床
時と就寝前の最高/最低血圧に対する室温の
影響を検証しています。
床上1mの室温が1℃低下した場合よりも、
床近傍の室温が1℃低下した場合の方が、
血圧への影響が大きくなっています。
近年は床暖房の人気が高くなっていますが、
本能的に過ごしやすさを体感されているから
なのかもしれません。
○床暖房よりもお薦めなのが
床暖房は確かに室内の温熱環境をよくする設
備なのでスイコーではお薦めしています。
しかし、それ以上にお薦めしているのは床の
断熱性能を高くし、気流止めを施した上で仕
上げ材に無垢材を利用することです。
冬の寒い朝に裸足のまま寝室からリビングに
入ってもヒンヤリ感がない状況まで性能を
高めます。
特に宮城県の地場材である栗駒杉は裸足に
優しいさわり心地をもたらします。
このような新築やリノベーションをされた
お客様宅では、床暖していないのにも
関わらず
「床暖しているの?」
と質問されることが度々起きていることを
お客様より教えられています。
動力・機械に頼らずに自然な状態にて
温熱環境が整えられている状況は、
心地よいのではないでしょうか。
2月25日の記事
「住居の断熱性能と健康に関する研究」
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2月28日の記事
「健康に影響する室温不安定群として分類される住宅」
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