こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリー
を運営しています
スイコーの澤口です。
本日は
地盤沈下等による被害を避けるための住まいづくり
というタイトルで
情報配信をしたいと思います。
○北海道胆振地方を震源とする大地震
2月21日(木)夜
北海道胆振地方を震源とする最大震度6弱
の地震が発生しました。多くの人が帰宅難
民になったとニュースになっていました。
お世話になっいてる札幌の経営者の方もそ
の1人です。
9月6日の胆振東部地震では地すべり被害や
地盤沈下、液状化現象などによる被害が拡
大していました。
今回は、それらの被害が多くないようです
が、地震による地盤の被害には注意しなけ
ればなりません。
○住宅の地盤補強工事と地盤調査の必要性
大規模・中規模建築において地盤補強工事は
常識になっていますが、小規模建築となる住
宅の場合には地盤補強工事がさほど重要視さ
れていません。
地盤補強工事を行うには地盤調査が必要にな
ります。
地盤調査には、
標準貫入試験(以下:ボーリング調査)
平板載荷試験
そして住宅で一般的に行われている
スウェーディン式サウンディング試験
(以下:SWS試験)
などがあります。
ボーリング調査を行えば、建物の重さを支え
る支持層(硬い地盤)、地下水位、土質の分
布等が判明します。
しかし、木造住宅は鉄筋コンクリート造や鉄
骨造よりも軽いことから、そこまで厳格に調
査をしなくても大丈夫という考え方があり、
コストを抑えるためにSWS試験を採用するこ
とが多くなっています。
○地盤調査後に何が行われているのか
現地計測結果により、地盤調査会社そして設
計担当の建築士によって
(1)自沈層の確認(基礎底面より自沈層の確認)[国土交通省告示第1113号]
(2)粘性土の場合には、沈下量、傾き、傾斜角
(3)砂質土の場合には、即時沈下の検討(木造住宅の場合検討不要)、液状化の検討
(4)地盤の許容応力度算出により、基礎形状決定[国土交通省告示第1347号]
が行われます。
○地盤調査をしただけでは安心できません
しかし、地震等による地盤の沈下等による住
宅被害が全国各地にて発生し続けていること
により、従来よりも調査結果を厳しい目線で
判定して地盤補強工事を行うという住宅業者
が出て来ました。
すべてが建築費用に上積みになるので住宅を
購入される人がどのように判断するかに係っ
ています。
地盤に詳しい建築士によるセカンドオピニオ
ンも行われつつあります。
傾いた住宅を正常に戻すためには、高額な費
用が必要になるため地盤調査費用・地盤補強
工事費用について安さに流されずに十分な説
明を受けて納得されてからお決め頂くことを
おすすめします。
安全そして安心を手に入れるために、コスト
が必要となる時代になってきました。
仙台市内で活動する
仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の
澤口(さわぐち)でした。
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