こんにちは! 仙台市の不動産エージェント
仙台不動産情報ライブラリーを運営していますスイコーの澤口です。
本日は
一次エネルギーと住宅の関係
というタイトルで情報配信をしたいと思います。
○新たな省エネ法
国土交通省は外気温度により日本全国を1~8地域に分けています。仙台市は4地域になります。
平成27年7月に公布された「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」(建築物省エネ法)により一次エネルギー消費量の計算が重要視されることになりました。そして住宅の新築では2020年より基準に適合させることが完全義務化になります。
○ZEHに囚われずに
この法制度の変化により新築のトレンドがZEH(ゼッチ)になってきました。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)太陽光発電を屋根に載せて発電するエネルギーにより住宅で消費するエネルギーの総和がゼロということです。
これはこれとして悪くはないと思いますが、太陽光発電の方にばかり目が行きがちで肝心要の住宅で消費するエネルギーについて十分な知識を持たずにZEHだから性能の高い住宅だと勘違いされているケースがあるのです。
○一次エネルギーとは
その消費するエネルギーの見える化測れる化において用いられるのが一次エネルギー消費量です。
しかしながら急な変化であるため、住宅業界でこれを理解しないまま働いている人がまだまだ沢山いるようなのです。
一次エネルギーとは、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料、ウラン鉱石のような原子力燃料、水力・風力・地熱・太陽光など自然から得られるエネルギーのことを指します。
○二次エネルギーとは
これらを変換・加工して得られるエネルギー(電気、灯油、都市ガス等)を二次エネルギーと言います。都市ガスについては石炭を原料に加工して作っていたガスから、天然ガスへの転換が全国的に進んでいます。
仙台市ガスも6Bと呼ぶ種類の都市ガスから、天然ガス(13A)化工事が行われていたことがご記憶にある人もいらっしゃることでしょう。
電力については、発電所の熱効率の効率化(一次エネルギーの単位1を消費して得られる二次エネルギーの単位を1に近づける取り組み。)が進められており、送電による損失も減らす取り組みが行われつつあります。
ここまでの話でイメージ出来たかと思いますが、建築物では二次エネルギーが多く使用されています。二次エネルギーはそれぞれ異なる計算単位で使用されているので建物毎の消費量の比較が分かり難いので、それを一次エネルギー消費量へ換算することによって、建築物の総エネルギー消費量を同じ単位で求めてエネルギー消費量の多い建築物を減らそうというのが国の政策です。
その方法としては
暖房設備
冷房設備
換気設備
照明設備
給湯設備等の年間の一次エネルギー消費量を計算します。
○持続可能な日本社会へ、そして地球環境へ
生活の多様化にて家庭のエネルギー消費量が多くなっていることや、一次エネルギー自給率が先進国の中で低すぎる日本。未来への豊かな生活と安定を考える時に住宅の基本性能を高めて一次エネルギー消費量を減らすことは喫緊の課題であります。
住まいの造り手も住まい手も一次エネルギーという概念を知る事で無駄に消費されるエネルギー増加を抑制できるものと思います。
仙台市内で活動する仙台不動産情報ライブラリー
(運営:株式会社スイコー)の澤口(さわぐち)でした。
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