建築士なのに業務を行うと違反 仙台不動産情報ライブラリーcolumn1132

こんにちは! 仙台市の不動産エージェント

仙台不動産情報ライブラリー

を運営しています

スイコーの澤口です。

 

 

本日は

建築士なのに業務を行うと違反

 

というタイトルで

情報配信をしたいと思います。


不足していく技術者のなかで


建設業界では建築施工管理技士や

土木施工管理技士の求人が多くなって

います。

いずれも1級と2級の資格がある

国家資格です。

 

建設業を営む上で必要となる建設業登録

において、常勤の技術者として施工管理

技士が必要(他の方法もあり)です。

 

そして何よりも公共工事を営む場合に

は、現場毎に専任の施工管理技士が必要

となるため、受注する案件分の人員がい

なければなりません。

 

 

団塊の世代が続々とリタイアしつつあ

り、有資格者の取り合いになっている

ということです。

 

これまで技術者は賃金がさほど高くな

かったので、需給バランスが変わって

きたことから今後は待遇改善になって

いくことでしょう。

 

 

建築施工管理技士よりも資格取得の

難易度が高いのが建築士です。

建築士は一級建築士、二級建築士、

木造建築士の3種類あります。

 

建築士になるためには、まずは受験資格

をクリアしなければなりません。

 

そうして学科試験を受験し、学科試験に

合格すると、次は設計製図試験に挑戦

することになります。

 

学科試験は左脳型、設計製図試験は右脳

型かつ体力、集中力が必要です。

 

こちらも合格してやっと資格を取得する

ことができるのです。

 

 

一級建築士に合格するには一般的に

1000時間以上の学習時間が必要だと

言われています。

 

私が受験した時には朝5時起床して

7時までの約2時間。

夜は10時から12時までの2時間、

1日最低4時間の勉強を重ねました。

受験にあたって人生で最も勉強しま

した。

 

このようにして建築士になれるので

すが、合格し免許証を交付受けても

それだけででは建築士の業務を行えな

いのです。

 

そのまま建築士としての業務を行うと

建築士法違反になり、罰則があります。

 

 

建築士としての業務を行うには建築士

事務所に所属して登録を受けなければ

ならないからです。

 

しかも、平成19年の改正建築士法に

よって建築士の罰則規定が強化された

ことで責任の重たさ割に報酬が低すぎ

るからとして建築士事務所に所属しな

いことを選択する建築士が少なくない

のです。

 

このような背景があって技術者が不

足するようになりました。

 

 

まれに建築士事務所登録していないリ

フォーム業者に勤務している人が名刺に

二級建築士と入れているケースがあり

ます。

 

その行為はお客さんに建築士としての

業務を行えるかのような印象を与えてい

るではないかと思うのですが、実際のと

ころまでは分かりません。

 

建築士としての業務をするには定期講習

の受講が義務であり、その定期講習を

受けていない建築士は法改正等について

適切に把握しているかも不明です。

 

資格者だからと言って安心できないの

が現在のリフォーム業界かもです。

 

 

 

 

中古を買ってリノベという

新しい住生活スタイル

 

仙台市内で活動する

仙台不動産情報ライブラリー

(運営:株式会社スイコー)の

澤口(さわぐち)でした。

 

何かご不明な点等は

お気軽にご連絡ください。

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